「幻の鉄路をたどる(3):岩日北線」(『鉄道ジャーナル』2014年7月号)

 『鉄道ジャーナル』の未成線連載は3回目。5月21日発売の7月号では、山口・島根県の岩日北線を取り上げました。

 岩日北線といえば、完成した路盤を活用したアスファルト舗装し、2002年から「とことこトレイン」なる遊覧車が運行されているところですが、5年ほど前に車両がガス車から電気車に置き換えられ、そのいでたちは大きく変わりました。今回は「電化」された「とことこトレイン」、そして過去2回と同様、未着工区間も少しだけ取り上げています。

 なお、最初のページ(84P)で以下の通り、校正漏れの間抜けな間違いが1カ所あります(汗)。誠に申し訳ございません。

(誤)それから20年近くが過ぎた
(正)それから30年近くが過ぎた

 ここまで国鉄未成線、というより鉄道公団のAB線を3回連続で取り上げてきましたが、そろそろ私鉄方面もやりたいなと思っているところです。

単著の正誤表を作成しました

 このほど、過去に出した単著『鉄道計画は変わる。』『鉄道未完成路線を往く』の正誤表を作成し、ホームページで公開しました。

 事実関係の根本的な誤認はありませんが、校正時の確認不足から生じた間抜けな誤りがけっこうあります(汗)。誠に申し訳ございません。

 現時点で両書とも第1刷しか発行されていませんが、第2刷以降では修正いたします。第1刷を買われた方には申し訳ありませんが、ご了承いただきますようお願いいたします。

「幻の鉄路をたどる(2):呼子線」(『鉄道ジャーナル』2014年5月号)

 今月は『鉄道ジャーナル』5月号への寄稿です。実は1月発売の3月号から「幻の鉄路をたどる」という未成線散策の隔月連載が始まりまして、1回目は奈良県の阪本線(五新線)を取り上げさせていただきました。そして2回目となる今回は九州北部の呼子線です。

 単なる現地ルポといってしまえばそれまでですが、今回は平面図に加えて縦断面図と配線略図、運輸数量調査表も載せて、多少なりとも資料性のある内容にしたつもりです。このうち配線略図と運輸数量調査表を世に出したのは、少なくとも商業誌においては初めてと思われます。
 とくに運輸数量調査表は、工事が行われた西唐津呼子間だけでなく、工事どころか詳細なルートが正式には確定していなかった呼子伊万里間も含まれており、かなり貴重なデータです。

 今後しばらくは隔月で未成線の記事を書くことになりますので、よろしくお願いいたします。

「2020東京オリンピックと鉄道新線プロジェクト」(『鉄道ファン』2014年4月号)

 『鉄道ファン』は半年ぶりの寄稿です。東京オリンピックの開催決定を機に、鉄道新線の建設をはじめとしたインフラ整備の促進が期待されていますが、この記事では以下の鉄道整備構想を取り上げ、オリンピック開催前の開業の可能性を考えてみました。

JR羽田空港アクセス線 田町〜羽田空港
晴海交通システム 銀座〜晴海
都心直結線 押上〜新東京駅〜泉岳寺
東京メトロ有楽町線分岐線 豊洲〜住吉

 実はこの記事、1月上旬に書き上げたものです。2月4日のJR東日本社長会見など、その後に出てきた話がほとんど反映されておりません(汗)。大きくズレたことは書いてないと思いますが、その辺ご了承いただければと思います。
 ちなみに、なぜかソウルBRTの写真が掲載されていたりします。まあ私の記事ですから(笑)。

2冊目の単著『鉄道計画は変わる。』(交通新聞社新書)

 私にとっては2冊目の単著となる『鉄道計画は変わる。』が、交通新聞社新書として2月15日に発売されました。
 ツイッターでは簡単に触れていたのですが、こちらでの紹介が遅くなりまして申し訳ございません(汗)。

 鉄道は通常、長年に渡る調査と計画に基づき建設されます。それだけに、一度着工したら当初の予定通りに開業するように思われがちです。しかし、実際は社会情勢の変化を受けて、工事が始まった後に計画を変更することが多々ありましたし、開業後も輸送量の変化に応じて電化や複線化などの改良を行うことがあります。その結果、計画当時とは似ても似つかぬ姿に変貌することもあります。
 本書では、そうした全国9カ所の鉄道路線・駅をピックアップし、計画当初の予定、あるいは開業当初の姿がどのように変わっていったのか、その「変転」の歴史を解きほぐしていく作業をやってみました。章立ては以下の通りです。

第一章 東京〜大宮間鉄道計画の変転
第二章 港北ニュータウンを目指した都営三田線
第三章 複雑怪奇な千葉ニュータウンの鉄道計画の変転
第四章 地下鉄銀座線に乗り入れるはずだった田園都市線
第五章 機種の変更で建設費を減らしたはずの都営大江戸線
第六章 ローカル線から在来線最速幹線に変更された北越急行ほくほく線
第七章 「新幹線ではない新幹線」に生まれ変わった奥羽本線
第八章 ローカル線を「改造」した準高速鉄道湖西線
第九章 ホームの増設と計画変更をひたすら繰り返した東京駅

 いずれも私が過去に書いた鉄道趣味誌の記事が初出ですが、趣味誌の記事は「一定の知識」を読者が持っていることを前提に書いていますから、専門用語が説明なしでバンバン出てきます。そこで専門用語については可能な限り説明を加えました。

 前著ではAMAZONでの在庫切れが長期に及んでしまい、皆様にご迷惑をおかけしてしまいましたが、今回もAMAZONは発売直後から在庫が微妙でして、ときどき在庫切れが発生しているようです(汗)。恐れ入りますが、在庫切れの際はリアル書店での購入や他のネット書店の利用もご検討いただければ幸いです。

「JR車両を東西比較 古いと安全性低い?」(『週刊東洋経済臨時増刊』2014年2月20日号)

 恒例となった東洋経済新報社週刊東洋経済』の鉄道臨時増刊が、今年も「鉄道完全解明2014」として発売されました。私は「JR車両を東西比較 古いと安全性低い?」という記事を書いています。

 この記事は昨年11月9日号の記事「古い車両が多い鉄道は安全性も低いのか?」の再録ですが、若干の修正を加えています。三大都市圏で運用されているJRの電車の「古さ」を比較してみました。
 本当はもう少し手を加えるなり、別ネタの記事を書くなりしたかったのですが、このところじっくり調査する時間を取れなくて…(汗)。臨時増刊は保存版の位置づけですから、こちらもご購読いただければ幸いです。

『鉄道未完成路線の落ち穂拾い』Gumroadでの販売を終了

 2年ほど前に2回発行した電子書籍(PDF)『鉄道未完成路線の落ち穂拾い』は、これまでGumroadとDLmarketで販売してきましたが、このほどGumroadでの販売を終了し、今後はDLmarketだけで販売していくことにしました。

 現状、二つの販売システムを使うほど売れているわけではなく(汗)、管理の手間を考えると、どちらか一方に統一した方がいいだろうと判断しました。
 DLmarketは会員登録を前提としたシステムではありますが、現在は楽天会員も購入できますし、決済手段も多様になってきました。今後はDLmarketをご利用ください。

 ところで、直販コンテンツの次回作ですが……今のところ発行の予定はありません(汗)。『鉄道ジャーナル』2014年3月号から隔月連載「幻の鉄路をたどる」が始まりましたし、未成線に関しては当面、こちらに執筆することになります。